「この算定、本当に合っているだろうか」
分厚い診療点数早見表を開くたびに、そう自分に問いかける。そんな瞬間はありませんか。
この疑問に、総合病院で医療事務10年以上の私がお答えします。
✅ この記事でわかること
- 算定確認に自信が持てない、その悩みの正体
- 算定ミスが患者さんに直接届いてしまう現実
- 医療事務が個人でアプリを作ることになった経緯
- 算定確認ナビでできること・向いている人
- よくある質問
結論から言うと、
算定確認への不安は、経験年数だけでは消えません。だから私は、自分で確認できる場所を作りました。
✅ この記事を書いた人
ゆう|総合病院3院で医療事務10年以上|元採用担当3年|現フルリモート医療事務|3児パパ
算定の確認に、いつも自信が持てなかった
算定を入力するたびに、心のどこかで確認作業が始まります。この加算は取れるのか。この組み合わせで合っているのか。
一つの項目を確定させるまでに、早見表を何ページも行ったり来たりすることも珍しくありません。
自信が持てないときは、診療報酬に詳しい先輩に何度も確認をお願いしてきました。
💬 「この算定、念のため確認してもいいですか」
先輩は快く答えてくれますが、聞くたびに「また聞いてしまった」という気持ちも残ります。
医療事務10年以上やっていても、この確認作業がなくなったことは一度もありません。
算定ミスは、患者さんに直接届いてしまう
算定の間違いは、自分の中だけでは終わりません。会計のあとに間違いが見つかれば、患者さんへの返金対応や、追加のご請求という形になります。
窓口の向こうにいるのは、体調を崩して来院された患者さんです。さらに負担をかけてしまうかもしれない。
そう思うたびに、ミスへの不安は少しずつ大きくなっていきました。
だから、調べます。
そうやって、少しずつ知識をつけてきました。わからないことがあれば、すぐに調べる。自分が腹落ちする形にする。その繰り返しです。
調べる場所がバラバラで、改定のたびにまた一から
医療事務の仕事は、調べる場所が本当に点在しています。診療点数早見表もあれば、厚生労働省から出される通知もさまざまです。
ひとつの疑問を解くために、何冊もの資料をめくり、何度も検索する。調べることに、時間も体力も、頭の中の余力もかなり使ってしまいますよね。
しかも、診療報酬は原則2年に1度、改定されるもの。そのたびに、また一から調べ直すことになりますよね。
覚えた項目が新しい点数に変わり、これまでの根拠メモも書き直しになって、せっかく積み上げてきた自信がまた揺らいでしまう。
この繰り返しに、疲れを感じることもありました。
積み上げては、また崩れる。
だから、算定確認ナビを作りました
少しでも、この調べる負担を減らしたい。そう考えて作ったのが「算定確認ナビ」です。
先輩に聞く前に、まず自分で確かめられる場所がほしい。改定で点数が変わっても、その都度自分で見返せる場所がほしい。
そんな思いから、少しずつ機能を足しながら作ってきました。
算定確認ナビでできること
作りはシンプル。今の段階でできることは、次の4つです。
| できること | 内容 |
|---|---|
| コード検索 | 調べたいコードや項目名で検索できます |
| 算定のポイント | 項目ごとに、算定の考え方をまとめています |
| 原文の確認 | 厚生労働省の告示・通知の該当ページも見られます |
| お試し | 登録前でも、一部の項目は無料で確認できます |
今は月330円で公開しています。
手術のK区分は全項目を収録し終えていて、入院料や在宅、リハビリ、検査といった区分も順に埋めているところなので、まだ準備中と出る項目に当たることもあります。
実際の画面は、こちらから見られますよ。
使ってみて変わったこと
算定確認ナビは、まだまだ改善するべきところだらけです。それでも、以前に比べて自分自身が調べる業務の負担は、確実に軽くなってきた実感があります。
今もフルリモートで算定業務を担当していますが、あの頃と同じように悩む夜は、少しずつ減ってきました。
分厚い本を一冊まるごとめくらなくても、確かめられる項目が増えてきたからだと思います。
そこだけでも、違います。
同じように、算定と付き合いながら悩んでいる人は、少なくないはずです。少しでもその負担が減ればと思い、これからも育てていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 算定確認ナビは無料で使えますか?
月330円の有料ツールです。登録前でも、一部の項目は無料でお試しいただけます。
Q. どんな人におすすめですか?
算定の確認に時間がかかっている人、確認のたびに資料をめくるのが負担に感じている人に向いています。
Q. スマホでも使えますか?
Webブラウザからアクセスできるツールなので、スマホでもパソコンでも使えます。
Q. 医療事務の資格がなくても使えますか?
資格の有無は問いません。算定の確認をしたい人であれば、どなたでもお使いいただけます。
Q. すべての算定コードを調べられますか?
まだ発展途中で、収録できていない項目もあります。範囲は少しずつ広げているところです。
Q. 診療報酬改定には対応していますか?
改定のたびに、内容を見直して更新しています。
まとめ
- 算定確認への不安は、医療事務10年以上でも消えるとは限りません
- 調べる場所がバラバラで、改定のたびにまた一から調べ直す負担がありました
- その負担を減らすために「算定確認ナビ」を作り、今も育てています
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■ 著者プロフィール
総合病院3院で医療事務10年以上、うち1院で元採用担当として3年。
現在はフルリモートの医療事務として算定業務を担当。3児の父。
「もうひとりで悩まない医療事務」を届けるため発信中。
最終更新日:2026年8月21日